【広告業(イベント展示会運営等)】
社員数 | 210名 |
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住所 | 大阪府大阪市中央区備後町1‐7‐3 ENDO堺筋ビル3・4F |
設立年月日 | 1980年2月2日 |
資本金 | 7270万円 |
URL | https://www.sakurain.co.jp |
外国人採用を始めた時期 | 2003年より | 外国人社員の人数 | 20名 |
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外国人社員の国籍 | インド、韓国、ギリシャ、台湾、チェコ、中国、ニュージーランド、ハンガリー、ペルー、ロシアなど | 職務内容 | 企画営業、製作管理、オーガナイザーサポート、デザイナー、映像コンテンツ制作、ビジネスディベロップメント&マーケティング(新規開拓営業) |
対面合同企業説明会(10月)
オンライン合同企業説明会(9月)
オンライン人材マッチングサービス
2024年春入社 企画営業職2名採用(国籍:インドネシア 1名/韓国 1名)
オンライン人材マッチングサービスのメッセージ機能は無料で無制限のため、気になる人材へ積極的にメッセージを送信。検索窓が分かれており、人材を絞り込みやすい点も使い勝手が良かった。
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サクラインターナショナル株式会社は、日本をはじめ世界各国、バーチャル空間を含むイベント・展示会における総合支援サービスを行っています。運営するイベントはお客様によって様々ですが、企画・運営、デザイン、映像コンテンツ制作、海外メディア展開とそのサービスは多岐に渡ります。
2003年に外国人社員第1号としてニュージーランド人の方を採用、現在は取締役として活躍しています。
積極的な営業活動により、2012年に国際幹細胞学会ISSCRや金融業界における世界最大規模の国際会議SIBOS(スイフト国際金融運営セミナー)の運営を受注。以来、国際的な案件が増えたことで新たなビジネス参入のきっかけとなり、現在は海外事業が当社売上の約3割を占め、当社の柱事業となっています。
当社では、日本で一般的な新卒一括採用にとらわれず、通年採用やスキル・適性を重視したJOB型雇用を実施しています。通年採用を取り入れたことで、在留資格の変更や卒業時期のずれにより、就職に結びついてない優秀な外国人材の獲得につながっています。新卒採用では、卒業後3年以内の就業未経験者や第二新卒者も対象とし、多種多様な人材と出会うチャンスを広げ、多くの外国人材から応募いただいています。
また、コロナ禍以降は、 JOB型雇用であることは変わりませんが、重視するポイントが大きく変わりました。以前は多言語能力を重視していましたが、コロナ禍以降は日本語力が多少至らなくても習得する意欲があれば可としています。海外取引が減少したコロナ禍に、国内外社員約50名が離職したことで、業務への関心の高さとビジョンの明確さがより重要だと気づかされました。そのため、語学力を重視して採用するのではなく、イベント業界やサクラインターナショナルに興味を持つ人材を採用し、活躍できる人材へと育成することを目的とした本人のやる気に応える教育制度によりサポートしています。
当社では、企画、デザイン、運営演出、製作施工など、バックオフィスを除くほとんどの部署で外国人社員が活躍しています。多様なバックグラウンドを持つ外国人社員を採用したことで、お互いが関心をもってコミュニケーションを取る機会が増え、外国人社員に対してだけでなく、日本人社員同士の理解も深まり、社内の雰囲気が明るくなりました。
海外関連の仕事では、持ち前の語学力を活かし現地企業とのやり取りをスムーズに進めることで、取引先との信頼関係の構築やイベントの成功に貢献しています。
また、当社では配属後のJOBローテーションを行わず、社員一人ひとりの強みを活かし、その道のプロとして成長できるよう育成しています。
定着への取り組みとしては、年1回の人事考課時に限らず、リーダーや役員への登用を国籍・年齢・性別を問わず行うことが、外国人社員のモチベーションアップにつながっています。現在は取締役に1名、管理職に4名の外国人社員が就任しています。取締役は21年間当社に在籍しており、自ら外国人社員の相談窓口となって、自身の豊富な経験を基に仕事・生活等の悩みを解決するサポートを行っています。
そのほか、外国人社員のアイデンティティや文化的な要素は可能な限り考慮するようにしています。敬虔なイスラム教徒の方を採用した際には、入社式の食事でハラールフードを手配する等異なる文化を受け入れることで、皆の歓迎が伝わり良い入社式となったと感じています。
コロナ禍では海外取引が減少し、売上減となりましたが、2023年8月期以降の収益は増加に転じ、直近ではラスベガスで開かれた世界最大級の先端テクノロジー見本市「CES(Consumer Electronics Show)」の日本企業ブース運営を受注するなど、世界屈指のイベント運営も増えています。今後の目標は、現在当社売上のうち約3割を占める海外事業の売上を、5割まで引き上げることです。そのためには外国人社員の活躍が不可欠で、今後増える中近東でのイベントに合わせ、アラビア語を母国語とする人材の採用に注力したいと考えています。
課題だと感じるのは、入社1年目でも海外関連の仕事や、大きなプロジェクトにチャレンジできる機会を設けており、営業でアジアやヨーロッパを飛び回るなど、本人の頑張りにより責任のある仕事を任せています。成長のスピードが速い反面、業界で活躍する人材として他社からの声がけや早期離職にもつながるため、少しペースダウンしてしっかりと経験を積ませていくことも必要ではないかと考えています。
今年から、社長と管理職による1on1面談をスタートしました。社員一人ひとりをタレントマネジメントすることで、個人の資質や能力に応じて育成していく仕組みを確立していきたいと考えています。
どの企業も自社にあう人材を採用するために、苦心されていると思います。民間の採用ツールや媒体を活用するのも一つですが、近年は公的支援も手厚くなっていると感じています。
以前から日本人採用に役立つ「にであう」や、多様な人材と出会える「ダイバーシティ推進事業」等の大阪府の事業に参加していましたが、外国人材受入加速化支援事業「MEET IN OSAKA」に参加したことで、求める人材との出会いの場がさらに広がったと思っています。
今回、嬉しいことに2名の優秀な外国人材を採用することができましたが、たとえ初回で思うような結果につながらなくても、継続して参加することが大事だと考えています。継続することで、その先に自社が求める人材と出会えるタイミングは必ずやってきます。そのために、日ごろから採用イベントや名刺交換会での情報収集、関係構築等、外部からの案内はしっかりと目を通し、一度参加すると決めた事業やイベントには継続して参加するように努めています。
外国人材の採用は、語学力や異文化理解促進だけでなく、想像以上の影響力、会社へのメリットが期待できます。自社にあった方法で「継続的」に取り組まれることをおすすめします。
私はナイジェリアと日本にルーツを持ち、日本で生まれ、中学2年生から27歳までをニューヨークで過ごし、2022年に第二新卒で入社しました。会社を選ぶ決め手となったのは、インターナショナルな仕事を行っている点と、映像コンテンツを制作している点でした。特に映像に関しては、大学の専攻と合致しており、専攻を活かした仕事を探していたため、入社を強く希望しました。
サクラインターナショナルは、外国人社員の価値観やバックグラウンドの違いに関する理解が浸透している会社だと感じています。OJTを通して、上司や先輩から丁寧に指導いただいているだけでなく、ポジティブで負けず嫌いな大阪の気質が社内にも息づいており、私自身も「気持ちで負けたらあかん」と前向きな気持ちになります。競争心や向上心がある点から、どこかニューヨーカーの気質と似ていると懐かしくなることもあります。
日本で働く上で非常に大事だと感じるのはコミュニケーションです。小さなことでも共有することで、結果的に仕事に活かされ、大きなプロジェクトに繋がることもあるので、チームの仲間同士のスモールトークも大切にしています。
目の前の仕事に真摯に取り組み続けたその先に、自らのクリエイティビティが発揮できる大きな案件や、今より責任の大きい仕事が待っていると信じて、これからも「継続は力なり」で頑張ります。
記載の内容はインタビュー時点のものです【公開月:2024年3月】
大阪府「令和6年度 外国人留学生等マッチング支援事業」は
大阪府より株式会社パソナが受託、運営を行っております。
【お問い合わせ先】
大阪府「令和6年度 外国人留学生等マッチング支援事業」
住所:〒530-0001 大阪市北区梅田一丁目13番1号
メール:globaltalent@pasona.co.jp
電話:06-7636-6060(月~金 9:00~17:30)
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受託期間:令和7年3月31日まで